2015年度卒業制作

Theater in daily life

廣井 美紗子

▼課題要点

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「儚い美しさ」と「生の迫力」を伝える劇場

バレエを踊り続けて 19 年。私は、舞台のとりこになった。舞台の魅力を、より多くの人に感じてほしいという思いがある。しかし、劇場は敷居が高いという印象があり、一部の舞台好きしか訪れていない。興味がない人でも楽しめるよう、「舞台を体感する要素」と「裏側を知る要素」を取り入れた。その一つに、ブドウ棚ルーフがある。本来、劇場内にあるブドウ棚を劇場外の通りまで延長させ、屋根の機能を付加させたものである。様々な要素と組み合せることで、インフォーマルな空間でありながら、本格的な舞台演出が可能となる。誰でもパフォーマンスでき、通りがかった人が気軽に舞台に触れることができる。