記事

アーカイブ

「おおさか建築祭2020」に寺地教授が登壇

2020.12.24

10月17日、梅田キャンパスの常翔ホールで開催された「おおさか建築祭2020」(主催:大阪府建築士会、協力:大阪工業大学)のシンポジウムに寺地洋之教授が登壇し、基調講演と意見交換を行いました。
本イベントは、「過去から未来へ~大阪の強みを活かした価値の共創」をテーマに、大阪・関西万博を見据えたまちづくりへの提言や医療福祉と建築の連携など、建築の近未来について討論する場として開催されました。

寺地教授は、主催団体を含めた建築4団体が2019年にまとめた「ARCHI-4 KANSAIまちづくり提言書」の作成にかかわりました。まちづくり提言書シンポジウム『山から都市へ、海から世界へ 新しい価値の共創』では基調講演を行い、「建築業界にあるさまざまな業種が一致団結し、人間・空間・時間などをつなぐことで、建築業界の強みを活かした価値を共創することができます。特に大阪・関西はその可能性が高い」と述べました。また、本学と連携協定を結ぶ奈良県川上村での間伐材の有効利用や林業体験など学生教育の取り組みを紹介。「学と官や官と産、あるいはその3つが連携を深めていくことが重要です」と話しました。

このほか、建築家による対談『建築の未来共創~元気な次世代からの発言』、医療福祉・建築連携シンポジウム『医療福祉・建築連携による適切な在宅医療環境の普及に向けて~WITHコロナの生活様式と住環境~』が行われ、若い世代の生かし方や医療と建築の連携の必要性などについて意見交換しました。すべてのプログラムはオンライン上で同時中継され、約250人が聴講しました。

 

1

基調講演後、パネリストとして登壇する寺地教授

3

奈良県川上村との取り組み事例を紹介