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枚方市立菅原図書館エントランス部リフォームデザイン完成
2021.03.26
3月1日、枚方市立菅原図書館(枚方市長尾元町)に、建築学科の設計第1研究室の4年生がリノベーションデザインしたエントランスコーナーがオープンしました。
本プロジェクトは、同コーナーにあった本棚や掲示物などを整理し、こどもたちや保護者のみなさんが気軽に立ち寄れる場所にリフォームデザインしてほしいとの依頼に応えたものです。学生たちは利用状態を調査のうえ複数案を作成し3回のプレゼンテーションを行いました。市民の意見や図書館や市民センターの方々とも複数回にわたり意見交換を重ねた上で、工費や材料などを含めたリフォームデザインを提案しました。
提案のポイントは、子どもの目線とワクワク感が生まれるように高さを考慮した段上で変化の富んだ本棚を計画。本棚下には椅子になったり机になったり、展示台にもなる多目的ボックスが収納されるように計画し様々な利用に対応できる設計となっています。
本プロジェクトに参加した川添博也さん(建築学科4年)は「小さなスペースですが、この場を利用する子供達や保護者のみなさんが居心地の良い時間を過ごし、図書館の魅力が増す一助になる空間作りを意識しました。市民のみなさんの良き場になれば嬉しいです」とコメントしてくれました。
今後、同図書館では利用状況をみながら、本のセレクションやディスプレイに工夫をしていく予定ですと述べられ、更なる活用が期待されます。
【指導教員】
建築学科・寺地洋之 教授
リフォーム前の状況
3回の打ち合わせを終えて最終案に決まったデザインシート
利用状況:可動ボックスを自由に動かし椅子や机などに活用されています