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「未来のこのはなまちづくり事業(第2弾)」の提案

2019.11.09

10月11日(金)、大宮キャンパスで「未来のこのはなまちづくり事業(第2弾)」の区長報告会が開催され、都市計画研究室の学生が、此花区長、副区長及び区の担当者に同区のまちづくりプランを発表しました。この事業は、昨年に引き続き、今年4月に此花区から協力依頼を受け、同研究室の大学院生・学部生が取り組んだものです。

学生は、「正蓮寺川公園から拡がるGreenway Network Project」をテーマに阪神なんば線伝法駅から正蓮寺川公園に至るエリアを中心としたまちの将来像について、大きさが2m四方で、縮尺が500分の1の模型や図面を用いて説明しました。

具体的には、「高架の自転車専用路の設置」、「伝法駅に直結した小中一貫校や高齢者向けのデイケア施設の建設」、「立体型都市公園」、「正蓮寺川公園における文化拠点の創出」などといった此花区の新たなまちのあり方を提案しました。さらに、堤防の市街地側を盛土し、幅を広げることで防災機能を強化した「スーパー堤防」化も提案することで災害に強い計画であることをアピールしました。

当日は、区役所の方々の他に、阪神電気鉄道の沿線活性化担当者や阪急阪神不動産の方々も来られました。また、10月29日(火)には此花区の区政会議が開催され、その会議で模型が展示され、府会、市会の議員や住民の方々に提案内容が紹介されました。このように関係者の方々が提案を理解されることで実現に向けて進むことが期待されます。

実際、昨年の提案(www.archi.oit.ac.jp/news/2018/11/05/1440)の一部(市営住宅の建て替えに伴う、西九条駅から正蓮寺川公園へのアクセスの確保と六軒家川の親水空間の創出)に関連する市営住宅の建て替えが進み始めています。

集合写真(区長報告会)(後列右端が前田昌則区長)

集合写真(区長報告会)(後列右端が前田昌則区長)

学生によるプレゼンテーションの様子(区長報告会)

学生によるプレゼンテーションの様子(区長報告会)

此花区区政会議での提案説明
此花区区政会議での提案説明