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グランドジュリー2023が開催されました

2023.10.04

9月23日(土)、グランドジュリー2023が開催されました。グランドジュリーとは、大阪工業大学建築学科における設計演習の課題設計作品をブラッシュアップし、新たにCGを用いた図面や作り込んだプレゼンテーション用模型を制作し、学外から審査委員を招聘して、審査・講評いただくものです。課題設計における成果を見直し、学外の審査委員から審査・講評いただくことで、学生の設計能力の向上や新しい目標へと向かうモチベーションの喚起につながっています。今年は、百枝優さん((株)百枝優建築設計事務所、九州大学BeCAT担当教員)、内野輝明さん(有限会社 内野設計)、谷口嘉彦さん(石本建築事務所  大阪オフィス代表)の3名に審査・講評をお願いしました。学内での審査の結果、今年は19作品が出展されました。まず、3名の審査委員が、ひとつひとつの作品を1時間かけて丁寧に審査し(写真1)、その上で、19名の作者がプレゼンテーションを行いました(写真2)。

 

写真1>作品の審査風景

 

写真2>プレゼンテーション風景(井上さん)

 

その後、審査委員による投票の結果、10名が2次審査に進みました(写真3)。

 

写真3>2次審査の様子

 

2次審査では、各審査委員が、作者に個別に質問し(写真4〜6)、作者は模型を使いながら説明するというやりとりが行われました(写真7〜8)。

 

写真4>質問する内野輝明審査委員

 

写真5>質問する谷口嘉彦審査委員

 

写真6>質問する百枝優審査委員

 

写真7>審査委員の質問に答える(山本さん)

 

写真8>審査委員の質問に答える(中安さん)

 

その後、審査委員が2回目の投票を行い、6名が3次審査に進みました(写真9)。

 

写真9>3次審査の様子

 

3次審査では、審査委員と3名との質疑応答ののち、最優秀賞1作品、優秀賞2作品を決定すべく、公開にて審査委員による選考が行われました。

このような過程を経て、今年度は、最優秀賞に「KITANIWA BIOTOPE」(賀谷陽樹さん)(写真10)、優秀賞に「畦道 平群の削り取られた石・産業拠点の共生」(向出祥馬くん)(写真11)、「街とその不確かな孔」(山本拓二くん)(写真12)が選ばれました。よくがんばりました!おめでとうございます!

写真10>最優秀作品を受賞した「KITANIWA BIOTOPE」の作者:賀谷陽樹さん

 

写真11>優秀作品を受賞した「畦道 平群の削り取られた石・産業拠点の共生」の作者:向出祥馬さん

 

写真12>優秀作品を受賞した「街とその不確かな孔」の作者:山本拓二さん

 

そして、最後に3年ぶりの懇親会が開かれ、審査委員の先生方からたくさんのコメントをいただき、学生たちの成長を感じる事ができました(写真13)。

 

写真13>懇親会の様子