吉田

吉田哲YOSHIDATetsu

教授 専門:建築計画学

主な担当授業

  • 基礎ゼミナール(1年)
  • 建築計画II・IB(2年)
  • 設計演習II(2年)
  • 建築計画III・IIA(3年)
  • 設計演習III(3年)
  • 建築演習II(4年)
  • 建築学アドバンスI(4年)
  • 卒業研究(4年)
  • 建築計画特論IIa・IIb (大学院)
  • 建築設計演習Ia・Ib (大学院)
  • 建築設計演習IIa・IIb (大学院)
  • 建築設計演習III (大学院)
  • 建築・都市デザイン演習 (大学院)

メッセージ

日々の学び、生活の中で「課題」と考えることの中から、建築、まち・地域の専門家として「いま」解くべき核を抽出し、新しい発見や解決を生む設計や論文を考えてみませんか?

[1]研究室がめざすこと:地域と共にある建築を考える
建築は、その位置する地域や利用する人がいてはじめて生きたものとなります。人の利用(行動)や意識は、新しい取組の中で変わるでしょうし、地域固有の場や仕組を生むでしょう。それは建築をこれまでのビルディングタイプにはない新たな種類の施設とするでしょうし、その地域に住む人、集う人に新たなコミュニティを生むでしょう。
そうした個別固有の地域で、住民や団体による新しい利用のされ方や取組、さらには関係者の意向や選択が変えていく建築の計画や設計を考え、まちづくりに取組みたいと考えています。こうしたサイクルで生まれる施設、コミュニティで臨む半歩先の未来を考えてみませんか?

[2]研究室でできること:地域の課題から考える
小学校など各種の地域施設や空家・町家の地域利用、高齢者向けの生活支援とこれを背景とした福祉関連施設の地域拠点化など、少子高齢化・人口減少、地域における公私の役割の変化によって生じるテーマを想定しています。これは新しく研究室に集まる皆さんとともに、これからはじめる研究室の活動の中で新しく見つけ、そして発展させていきたいとも考えています。また、私の研究室ではこうした活動を大宮キャンパス周辺を中心としたリアルな地域や施設を対象として取組み、その成果を当該地域やオンラインでの発表会、建築学会や都市計画学会などでの発表を通じて、社会に広く発信していきたいと考えています。これらに意欲をもって取組む学生が集まることを期待しています。

プロフィール

  • 1992年 京都大学工学部建築工学科卒業
  • 1994年 京都大学大学院工学研究科建築学専攻修了
  • 1997年 同上博士後期課程研究指導認定退学、同上助手
  • 2004年 同上助教授
  • 2007年 同上准教授
  • 2022年 現職

博士(工学)、一級建築士

  • 1992年 学園東地域福祉センター・学生設計競技、佳作、神戸市
  • 2004年 日本建築学会奨励賞
  • 2013年 科学研究費、平成25年度審査員表彰、日本学術振興会
  • 2016年 近畿のイケテル商店街33選選定、経済産業省近畿経済産業局
  • 2017年 平成29年、京都市市民憲章推進者区長表彰、京都市西京区
  • 2018年 平成29年度、伏見消防署定例市民消防表彰、京都市伏見区
  • 2020年 令和2年度、京都市市民憲章推進者表彰、京都市
  • 2021年 国土交通省令和3年度(第15回)バリアフリー化推進功労者大臣表彰、京都景観賞、景観づくり活動部門:市長賞(令和2・3年度)、伏見区誕生90周年記念表彰
  • 2022年 日本都市計画学会関西支部、関西まちづくり賞: 奨励賞(‘21年度)

論文

  • 対面する住戸群の窓から受ける視覚的印象とプライバシーの意識の関係の研究
  • 吉田 哲、山﨑悠祐、岩田伸一郎、白旗勇太、小学校における余裕教室の地域利用に対する学校長の許容度-余裕教室利用の進む京都市を事例として-、
  • 日本建築学会計画系論文集    86(783)、pp.1377-1386、2021.5
  • 吉田 哲、岩田伸一郎、高齢者による居住地小学校区外でのまちづくり活動、日本建築学会計画系論文集、85(770)、pp.877-887、2020.4
  • 吉田 哲、中心市街地における歩行休憩用のベンチの高齢者による感性評価、日本建築学会計画系論文集、80(717)、pp.2577-2586、2015.11
  • 吉田 哲、水野聖也、安俊相、京都市中心市街地における高齢者向け歩行休憩用のベンチ設置場所の選択、日本建築学会計画系論文集、79(701)、pp.1583-1591、2014.7
  • 吉田 哲、宗本順三、窓の対面環境による視線の感受意識とプライバシーの被害意識の相違 -木賃アパート建替集合住宅を事例として、日本建築学会計画系論文集(日本建築学会奨励賞受賞対象論文)、529、pp.125-131、2000.3

ほか多数

著書

  • 建築MAP京都、分担執筆、ギャラリー・間編、TOTO出版、1998.1
  • 積層集住空間の計画手法に関する研究、分担執筆、積層集住空間研究会、財団法人住宅総合研究財団発行、1999.4
  • 建築MAP京都mini、分担執筆、ギャラリー・間編、TOTO出版、2004.9
  • “Toward Sustainable Urban Infrastructure in East Asia”(Urban Environment 4)、分担執筆、京都大学学術出版会、2014.3
  • 小さな空間から都市をプランニングする、分担執筆、日本都市計画学会・都市空間の作り方研究会編、学芸出版、2019.4
  • 京都大学建築学100年の歩み、分担執筆、京都大学建築学教室創立100周年記念史出版編集委員会編、京都大学学術出版会、2021.4

作品

  • KISUNOKI HOUSE(京都市、2014年)
  • 深草おでかけベンチ(京都市、2018年)

近年の主な公職

  • 財団法人あまがさき未来協会、公共施設へのPFI適用研究会、委員、1998
  • 財団法人あまがさき未来協会、尼崎産業遺産に関する調査研究会、委員、2001
  • 財団法人尼崎地域・産業活性化機構、産業遺産の観光資源としての活用研究会、委員、2003
  • 尼崎市企業立地促進検討会、委員、2004
  • 尼崎市住環境整備審議会、委員、2012.2.1~2022.1.31
  • 尼崎市住宅政策審議会委員、副会長、2019.9.1~2021.8.8
  • 尼崎市都市計画審議会住宅政策分科会、2021.12.1~2023.10.31
  • 京都商店連盟中京東支部、京都市中心市街地商店街アンケート調査実行委員会、委員、2005.11.1-2006.3.31
  • 京都商店連盟中京東支部、京都市中心市街地商店街活性化会議、委員、2006.6.28-2007.3.31
  • 京都市伏見区藤森学区・藤城学区自治連合会、とまり木休憩所実行委員会、委員、2019-2022年度
  • 財団法人建築研究協会、一般財団法人 建築研究協会、非常勤研究員、2009-2012年度、2013-2016年度、2020年度-
  • 合同会社 京都まちづくり交通研究所、技術相談役など、2007-2016年度
  • 一般社団法人ジェロネットワーク京都、技術アドバイザー、研究顧問、2013-2014年度

メールアドレス

tetsu.yoshida [at] oit.ac.jp 送信の際は [at] を @(半角英数字) に変えてお送りください